2009年06月09日

私は貝になりたい

今夜DVDで見ました。
昔テレビでフランキー堺さんのを見たことがあるのでストーリーなどは分かっていました。

中居正広演じる清水豊松。現代の映像と音響の効果も手伝って感動物でした。
それにぼく自身もそれなりの人生を歩んできているので、より伝わるものがありました。

小説とか連続ドラマと違い、映画は2時間ほどでその重みと深さなどを伝えなければならないので難しいと思います。
春が来て夏が来て、紅葉の秋、そして雪深い冬と、月日の流れの中で辛く長い悲しみを表し、音楽の効果で気持ちの感情をより高く伝えています。

しかしまあ、貧しくても幸せな生活を送る家族を、国家権力によって捻じ曲げられていく。
理不尽な、思ってもいない方向に翻弄されていく運命。
すべては人間の、欲望と愚かな悲しい性(さが)から起こることだと思います。
そういう気持ちを改めて揺り動かされる映画でした。 これは監督の演出の上手さなのか?

清水豊松が足が不自由なのがより涙を誘いますね。
「もう人間には生まれたくない。どうしても生まれ変わらなければいけないのなら、私は貝になりたい… 」と、
最後に清水は言ってますが、最近のぼくの気持ちも全く同感です。