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野良犬・黒澤映画

この映画はDVDのレンタルで、今日初めて見ました。
実は20代の頃、浅草映画街で見てるんです、オールナイトで。
ただ、3本立てのため、3本目に上映されたこの作品の時は、暖かい館内で眠ってしまってました。

感想は、何と言おうか… 現代劇なのに、時代のギャップがあり過ぎて、ただただ懐かしさが先に立ってノスタルジー~って感じです。
だって、1949年作品ですからね。ぼくが生まれる前の作品です。

三船敏郎が若くてハンサム。ワイルドさがあるから大根でも関係ない存在感があるな。
その他の俳優さんも、今はお年寄りだったり亡くなられてたりしてる方々が、おお~若い!
志村喬でしょ、飯田蝶子、木村功、それから、あれ、あれ、あの人、名前が出てこない…
それに千秋実、この人などは豊富で長い髪の毛をセンター分けしてる。
そう言われれば、当時はこういうヘアースタイルが流行ってたのかな? 三船敏郎もそうでしたからね。

道路も舗装してなくて車も通ってない。貧しい民家は発展途上国の原始的なイメージ。
ドラマの季節は真夏、みんなタオルで汗を拭いながら耐え切れない様子。
ダンサーがショーをやる店、今なら何と言うのか、ナイトクラブ? 看板はたしか「BlueBird」だった。
そのダンスの振付けがダサい、垢抜けしてなくて時代を感じるし、またダンサーの楽屋が狭くて、雑魚寝しながら団扇であおってハア~ハア~と息を整えてる。
えっ?えっ? その頃こんなんだったの?
駅の傍でも自然がいっぱい。裏はすぐ森になってる。

三船敏郎扮する若い刑事が先輩刑事の志村喬の家を訪ねる。
そこは農家みたいな家で、庭から遠く夕陽が見える。
二人が一杯やってる後ろ、隣の部屋で奥さんが子供を寝かしつけている。
三船が帰る時に、「ちょっと寝顔を見てやってくれ」と促がされ、その部屋を覗くと、蚊帳の中で子供3人が寝ている。
手には「浦島太郎」の本…

素晴らしい!! いい時代だ! これぞノスタルジー!! って言いたいけど、これもこれで大変そうな感じですね。
ただ空気はいいでしょうね、澄んでて、今みたいな公害はないでしょう。
ぼくもちっちゃい頃、こういう光景を引きずってましたよ。だからノスタルジーを感じるのでしょう。

三船敏郎のセリフがいいじゃないですか。
「自分は軍にいた頃・・・ 」
だって、戦争が終わって4年目ですものね。

これが、正にあの頃の現代劇だったんです。 たまにはこういうの見るのもいいもんです。


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